夜伽ノ話

少しずつ

少しずつ 書かなくてもいい生活が始まっている。そろそろ書かなくてもいいんじゃないかとこれまで書いてきたけれども、ほんとうに「書かなくてもいい」ときには、「書かなくてもいい」なんて思いもしないこと。

大祓

大祓 鶴見神社の参道を歩いていくのが職場への近道で、清められた参道を歩くと清清しい気持ちになる。今年から通い始めたこの道は、月に2日しか歩かない。毎回参拝するわけではないけれど、朝の通勤時間から参拝している人を見ると、愛されている神社だなあ…

年賀状

年賀状 2013年はちゃんと元旦に年賀状が届くように、今年は頑張って書きました。こんな雨の日の寒い土曜日は、お手紙を書くのに相応しい。お年玉付年賀切手を発売日に買い、私の収集してきた100枚以上あるポストカードの中から相応しい1枚を選ぶ。いとおしい…

言葉にしてしまえば

言葉にしてしまえば こぼれる全てが悪意になってしまうそんな醜いことをしたくないために黙り込んでしまう足掻いて足掻いてそうして周りが全く見えなくなったときに差し込んでくる光はまるで奇跡のようだほんの少しだけれども季節が変わった気がするまだ私は…

はてなダイアリーから引越してきました

はてなダイアリーから引越してきました たくさんのコメントとたくさんのスターをすべて水に流すようなことをしてしまってごめんなさいまたここで書いていこうと思います

世界がこんなにも広いなんて知らなかった

世界がこんなにも広いなんて知らなかった 「人生が詰んだ」と思った、あの時もあの時もあの時もあの時もあの時も、私を助けてくれたのは、最終的に親でも先生でも友人でも恋人でも神様でも仏様でも○△□様でもなくて、私だったというその事実でもって、私はま…

世界がこんなにも広いなんて知らなかった

世界がこんなにも広いなんて知らなかった 「人生が詰んだ」と思った、あの時もあの時もあの時もあの時もあの時も、私を助けてくれたのは、最終的に親でも先生でも友人でも恋人でも神様でも仏様でも○△□様でもなくて、私だったというその事実でもって、私はま…

籤 嫌なことや辛いことが、ありえないと思うくらい重なった日は、宝くじを買うことにしている。それは、実質的にはただの気分転換で、厄払いのようなものだ。まわりまわって誰かの役に立つという意味で、当たらなくてもどぶに捨てたとは思わない。でも、そう…

つかのまの平穏に

つかのまの平穏に この生活がずっと続いていくような錯覚。それは錯覚だとわかっている。ほんとうはいつでも簡単に崩れてしまうものだと知ってる。だけれども今は、この平穏を私はいつくしむ。そう思いながら、そのいつか崩れる日を夢見ている。他人に崩され…

嫌な夢を見た

嫌な夢を見た 自分の一番大事なところにあるものを奪われていく夢を見た。怒りと悲しみで脳がおかしくなっていく。これはもう殺すしかない、そう思ったところで目が覚めた。ああ、夢だった。

季節が変わる

季節が変わる ひまわりが真っ黒になるすぐそばで、真っ白な百合が次々と咲いていくそのコントラストに季節が変わっていくのをみる

本を贈る

本を贈る 入院するという妹のために本を贈る私にとっての大切な本それが妹のためになるかどうかはさっぱり見当もつかないけれども時間潰しくらいにはなればいい 本を贈られたことは2度しかないその2回とも私が入院したときだったどちらも、大して面白い本で…

夏の花

夏の花 サルスベリの花が満開だ。この糞暑い時期によく咲く、と毎年思う。花期も長く、朝も夜も咲いている。風にゆれ、花ひらを散らし、それでも咲く。その強さを、忌々しいと思い、時に物悲しいとも思う。諦めるということは、受け入れるということなのだと…

もう私が書けることは何もない

もう私が書けることは何もない そんな気さえしてしまう。私が私のために私の思うように生きていくこと。ずうずうしくも、それで世界が救われればいいと思っている。

ここ数年は

ここ数年は 隣の家の梅を愛で、充分に堪能し終わった頃に、こぶしの大樹が満開になるので花見に行く。こぶしが花を落とし始める頃に、アサヒビール工場の桜並木が満開になる。そうしてそこを毎朝通勤していく。今は、桜が咲き始める直前、つぼみの色で枝がほ…

立春

立春 白粉花のあとには水仙が咲く。それをじっと待ってた。ここのところ数年は、冬に読書をする。本を読んでいる時間を冬以外は何をしていたんだろうと思うくらいに。こたつでくるまって、文字を追う。冬が通り過ぎるのを静かに待ってる。そうして今日、水仙…

冬がやってきた

冬がやってきた うまく言えないけれども、失望や絶望のような強い気持ちじゃない。諦観というとまるで高度な次元にいったかのようで違うのだけれど、もう自分とは一切無関係になったような諦めという意味では似ている。こんな風な気持ちになると予測していた…

雨の夜

雨の夜 眠りにつく前に大きく息を吐いた。暗闇に雨の音がする。その雨の音を聞きながら、軽く息を吸い込む。胃の痛みで眠れないとか、頭痛がおさまらないとか、気がついたら傷が出来ていたとか、そういったストレスを抱えない程度には、満足のいく状態をやっ…

思えば私の仕事は、「語る」というそれだけでしかない。

思えば私の仕事は、「語る」というそれだけでしかない。 「娘がようやくひとり立ちしてね、私もやっと命を次に繋げたかなと思うのよ」と彼女が言って、社会がそれを望んでいるのだと思わされる。私も彼女がそれを達成したという喜びに羨望のまなざしを向ける…

今監督、逝く

今監督、逝く PERFECT BLUE [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2003/12/21メディア: DVDクリック: 150回この商品を含むブログ (144件) を見る 東京ゴッドファーザーズ [DVD] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイン…

毎日

毎日 毎日、思うところはある。でもそれを言葉に昇華する前に、また毎日がやってくる。沈殿していくものをみながら、これは見落としているのか溜め込んでいるのかと思う。どちらでもいいけれど。aikoが「今日は終わらせないといけない」と歌う。私は「明日は…

シンプル

シンプル なるべく余分なものを持たずに、必要最小限のもので生きていけたらと思うのです。何かの予備とか、ストックとか、そういうものはなるべく少なくして、絶対に失えないものだけを持って、生きていけたらと思うのです。でも私は、別に無くても生きてい…

5日ほど

5日ほど 鎌倉に桜を見に行ってきます。それから、倒れてしまった御神木に逢いに。

でも時々言わなかったことを後悔したりする。文字通り悔しいという意味で。

でも時々言わなかったことを後悔したりする。文字通り悔しいという意味で。 あなたがよく使ってる「人を貶める言葉」をあなたに言ってやりたいけれども自分の品位を落さないためにそれだけは言わないと決めていることが私の品位なんです。

悲鳴

悲鳴 私を助けることができないのなら近寄るなという彼女の叫びを聞いた。その通りだと思った。手を差し出すときは、引き上げる覚悟ではなく、引き摺り下ろされる覚悟をすべきだ。

降雪

降雪 私ののぼせ上った甘い気持ちを淡い雪が隠してくれたと思っていたら、午前中のうちには止んだ。朝の降雪は嘘みたいに晴れて、露出したコンクリートが正しい道を選べと導く。逃げ隠れは、したくない。でもそんな上っ面の正義感を簡単に押し倒してしまうく…

Re:

Re: 年の瀬ですね。私は今日が仕事納めでした。今年は休みがとりにくい仕事ながら、なんとか休めています。どうぞゆっくりと正月休みをお過ごしください。IPアドレスは特に気にしないのがよいのではないでしょうか?私もアクセス解析はつけていますが、最近…

匂い

匂い 新しく買った化粧水は、昔母が使っていたものと同じような匂いがする。記憶は鮮やかに蘇り、いつまでも苦いまま思い出せる。そうして今この瞬間、この時が、一気に遠ざかっていく。

おひさまの力を信じてる

おひさまの力を信じてる お布団を干して、洗濯物を干して、冬支度をする。いろいろなことが、ようやく私のペースになってきた。そう思うと、「大丈夫まだ私は平気」そう思っていたあの頃は、全然大丈夫でも平気でもないと分かってきた。料理ができなくて腐ら…

終わった

終わった いろいろおかしなことになっていて、私の心も体もどうにかなってしまいそうだったけれども、ほんとうにほんとうにどうにかなってしまうまえに、終わらせることができた。この5ヶ月はとんでもなく長い月日だったけれども、たった5ヶ月で終わらせるこ…